血液検査
毒素、透析効率に関するデータ
尿素窒素(BUN) |
低値:タンパク摂取不足 高値:タンパク摂取過剰・透析不足 異化亢進(絶食・カロリー不足・ステロイド剤使用) |
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クレアチニン(Cr) |
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尿酸(UA) |
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カリウム(K) |
カリウム摂取欠乏・下痢・嘔吐によりカリウム喪失し低値となり脱力、不整脈の原因となる。 |
貧血に関するデータ
血色素(Hb) |
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ヘマトクリット(Ht) |
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血清鉄(Fe)総鉄結合能(TIBC) |
トランスフェリン飽和度(TSAT) ※1
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フェリチン |
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骨代謝異常に関するデータ
カルシウム(Ca) |
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リン(P) |
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ホールPTH |
初期には内服ビタミンD剤にてホールPTH値は改善する。 長期透析にて2次性副甲状腺機能亢進症を合併すると静注用ビタミンD剤やレグパラ内服等の治療が必要となる。 更に進行すると手術にて副甲状腺を摘出します。 |
感染症に関するデータ
白血球(WBC) |
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CRP |
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栄養状態に関するデータ
総蛋白(TP) |
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アルブミン(Alb) |
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その他
β2マイクログロブリン(β2MG) |
(手根管症候群、仙骨部アミロイド結節、アミロイド沈着による腱断裂など) |
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ヘモグロビンA1c(HbA1c) ※2 |
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副甲状腺ホルモン(PHT)
(腎性)副甲状腺機能亢進症
※1.トランスフェリン飽和度(TSAT)とは
飽和度は以下の式で算出します。
当院では電子カルテで確認ができます。
TSAT(%)={血清鉄/(血清鉄+UIBC)}×100
※2.HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)
血管内でブドウ糖がヘモグロビンに結合してHbA1cとなり、全身に巡ります。
血液中のブドウ糖が多ければそれと結合する量も増え、値として高くなります。その指標は採血したその日の1.2か月前の糖尿病の状態といわれております。透析をしている場合、腎性貧血の治療で赤血球造血刺激因子製剤(ESA)投与によって、幼若赤血球の割合が増え、HbA1cが低値になる傾向があります。確かに貧血の状態は1,2か月前とは違っている場合があり、過小評価してしまう場合もあります。
現在、GA(グルコアルブミン)といい、アルブミンと結合した状態を見ることで2週間(半減期 約17日)の糖尿病のコントロールを見る方法が勧められておりますが、現在透析患者における管理基準や目標値が設定されておらず、ガイドラインで今後作成されると思われます。